御書を繙く

毎日、水を注ぐ

新池御書 弘安3年 59歳 始より終りまで 弥 信心をいたすべし・さなくして後悔やあらんずらん (御書P1440 L5) 現代語訳 始めから終わりまで、いよいよ信心をすべきである。そうでなければ、後悔するであろう。 必ず結果は現れる 何かに取り組んでいたと…

確信ある祈りは必ず成就する

一生成仏抄 建長7年 34歳 浄土と云ひ穢土と云うも土に二の隔なし只我等が心の善悪によると見えたり(御書P384 L2) 現代語訳 浄土といい穢土といっても、国土に二つの隔てがあるわけではなく、ただ(そこに住む)われらの心の善悪によるのである。 確信ある祈…

希望の秘術

四条金吾殿御返事 建治3年 56歳 色心の留難を止むる秘術は唯南無妙法蓮華経なり (御書P1170 L2〜3) 現代語訳 身や心に起こる障魔を打ち破る秘術は、ただ南無妙法蓮華経以外にないのである。 題目で乗り越えられない難はない 本抄は、建治3年(1277年)の…

広布に戦えばすべて大福徳となる

一生成仏抄 建長7年 34歳 仏の名を唱へ経巻をよみ華をちらし香をひねるまでも皆我が一念に納めたる功徳善根なりと信心を取るべきなり (御書P383 L14〜15) 現代語訳 仏の名を唱え、経巻を読み、華を供え、香をたくことも、すべてが自分の一念に功徳・善根と…

穢土の一日の功徳

「極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず」 御書P329 L5 報恩抄 穢土の一日の功徳 「穢土の一日の功徳」とは、濁世の衆生を真に救う「変革の宗教」の真髄の表現とも言えます。 南無妙法蓮華経は、濁世に生きる一人の人間の胸中に、仏が悟った尊極の生命…

極楽百年の修行

「極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず」 御書P329 L5 報恩抄 極楽百年の修行 末法万年にわたって南無妙法蓮華経を広宣流布していく功徳は、伝教・天台、竜樹・迦葉にも優れていることを説かれています。 末法濁世の衆生を根底から救う功徳は計り知れ…

苦難の時こそ成仏は決定づけられる

兄弟抄 文永12年 54歳 心の師とは・なるとも心を師とせざれとは六波羅蜜経の文なり。 設ひ・いかなる・わづらはしき事ありとも夢になして只法華経の事のみさはぐらせ給うべし (御書P1088 L15〜16) 現代語訳 「心の師とはなっても、自分の心を師としてはな…

幸福を決めるのは「心」

十字御書 執筆年不詳 わざわいは口より出でて身をやぶる・さいわいは心よりいでて我をかざる (御書P1492 L4〜5) 現代語訳 災いは口から出て身を破る。幸せは心から出て自身を飾る。 幸福を決めるのは「心」 憎悪や怨みから出た言動は、自分の生命に悪業を…

題目は「前進」の力!「勝利」の力!

一生成仏抄 建長7年 34歳 深く信心を発して日夜朝暮に又懈らず磨くべし何様にしてか磨くべき只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを是をみがくとは云うなり(御書P384 L4〜5) 現代語訳 深く信心を起こし、昼も夜も朝も晩も常に懈らず、自分の生命を磨くべき…