歩くに美しい

 今日は、長女の誕生日

 初めて我が子に名前を付ける、親ができる最初のプレゼントとの思いで、名前字典等を参考にいろいろ考えていた当時の父との会話、

父: 「もうすぐ生まれるけど名前決まったンか?」

私: 「いろんなんあって、なかなかこれって決まらへンねん」

父: 「まあ、変更きかへンから真剣に考えなあかんなぁ」

私: 「なにいうてんねん、姉貴(異母姉弟)の名前、おんなの少ない子で「妙子」(入会前、昔の人なので家(姓)を継ぐ後取りの男の子が欲しかったらしい、父親は女・女・男の姉弟で長男。私も女・女・男・男の姉弟で長男、そして私の子供も女・女・男の姉弟で三代続いている)って付けたくせに」

父 「やっぱり、信心と縁があったんやなぁ」

私 「都合ええこというたらあかんわ(笑)」

父: 「そやけど、おまえ姓名判断とか、画数なんか気にしてんのんアホやで」

私: 「なんでやねん」

父: 「なんでやねんて、女の子結婚したら名字変わるんやで、ほんで日本とか中国の漢字圏にしか通用せえへんねんで。アメリカの人どうすんのん、筆記体(アルファベット)何画やねん、クルっ、クルっ(指を回して)て書いてるで。お前なぁ全宇宙に通じる信心しとって、アホちゃうか?」

私: 「ほんまや」 この父の一言、目から鱗であった。


 そして、26年前の今日、娘が誕生した。
 医者から「元気な赤ちゃんです。母子ともに健康です。ただ"がいそくせん?"(どう書くのか忘れてしまった)で、片足が若干外に向いているようです」とのことだった。
 妻と相談して「歩美」(歩くに美しい)と名付けた。
 もちろん、名前の通り"歩くに美しい"自慢の娘(親ばか?)です。(^^)v