フレッシュスタート効果

 今年20歳を迎える女優の芦田愛菜が語った新年の抱負に感心した。3日に放送された「サンドウィッチマン芦田愛菜の博士ちゃん」(テレビ朝日系)の中で「慮(る)」の一字を記し、思慮分別のある人、友達や周りの人に気遣いできる人になりたいと。
◆新年や誕生日などの節目に目標を立てると、達成率が高くなる「フレッシュスタート効果」と呼ばれる現象がある。心理学および行動経済学の概念の一つで、新しい期間の始まりは積極的な行動や変化を起こしやすくなるという。
◆「2024年に挑戦したい大人の習い事ランキング」(ストアカ調べ)によると、男女共通の1位、2位は「料理」と「英語」。「料理」はコロナ禍による健康志向の増加、「英語」はグローバルなコミュニケーションの重要性が高まっているからだと分析している。
◆新年に目標を立て、取り組みが継続している人もいれば、すでに三日坊主となってしまった人もいるかもしれない。
◆『続 道をひらく』(松下幸之助著)の「今からでも」に「毎日が年のはじめで、だから毎日計画を立てなおして、毎日思いを新たにして、毎日誓いを立ててみて⋯」とあった。この1年、目標達成に向けて頑張り続けたい。(越)

 2024.1.12付 公明新聞 北斗七星より