日常の何でもないこと

『日常の何でもないことの 価値を見つける生き方を』

「私がアニメーションで表現したいのは日常生活の描写なんです。平和な感じがして一番好きですね」
なぜ日常を描くことを大切にしているのか──。
それは、本当に人の心を動かすものは、派手なアクションでも、特殊な場面設定でもなく、誰もが共有できる、ごく平凡な日常空間にこそ答えがあると、片渕さんが確信しているからだろう。
映画「この世界の片隅に」監督・脚本 片渕須直さん

2016.10.22付 聖教新聞 スタートライン