"小さな親切運動"

 込んだ電車での小さな出来事。座っている女子高校生の前に、老紳士が立った。
▼彼女は「どうぞ」と声をかけ、立ち上がった。男性は、快く席に着き、目の前の重そうな荷物を見て、「持ってあげようか」と。少女は「ありがとうございます」と、これまた素直に鞄を預けた。お互いが気持ちよく親切を交わし合うほほ笑ましい光景。そばで見ていた婦人が、「こちらまで心が温かくなった」と語っていた。
▼文豪のロマン・ロランは、楽聖ベートーベンのこんな言葉を残している。「親切であるということ以外に、立派な人間であることの証拠はありません」(新庄嘉章訳)。親切心や思いやりの心こそ、人間性の発露である。
創価の青年は、その模範。会館の下足入れに同じような靴があると、創価班員が注意を促すメモを棚にそっと張ったり、牙城会の友がトイレのスリッパを人知れずそろえたりする。杖を突いて会合に来たお年寄りが、館内でも使えるようにと、杖の先をふく健気な白蓮グループの姿も、
▼きょう13日は「小さな親切の日」。仏法のヒューマニズムが世界に広がったのも、SGIの友が慈悲の精神を胸に、誠実な振る舞いで身近な他者に尽くし、さらに社会に大きく貢献してきた証しである。(杏)

 「小さな親切運動スタートの日」 6月13日
 1963年(昭和38年)の今日、当時の東大の学長・茅誠司氏らの提唱による「小さな親切運動」の本部が発足した。
 小さな親切の「小さな」とは、ものの大小のことではなく、しようと思えば誰にでもできる親切のことを意味している。
 「日本記念日協会」より


 新聞に目を通すまでは、「13日の金曜日」ぐらいにしか考えていなかった。(笑)
 本日付けの「名字の言」の裏付け(失礼)をとるために、ネットで検索してみたところ、こんな協会が有ることに驚いた。
 ただ、創価班、牙城会、白蓮Gは「小さな親切」としてやっているのではない。この訓練を日常に活かせる事が大切である。
 尚、本日は「鉄人の日」でもあるらしい。
 「鉄人の日
 1987年(昭和62年)の今日、プロ野球広島東洋カープ衣笠祥雄選手が、大リーガーのルー・ゲーリック選手の記録を破る2,131試合連続出場の世界新記録を達成したことによる。
 足かけ18年、6,082日目の大記録は、まさに鉄人と呼ばれるのにふさわしい頑強な肉体があってのもの。
 「同上協会」より