「青年・勝利の年」を迎えて09-01Vol.1

護るべきものは「生命の家」
           近づくべきものは「善なる存在」(1/8)

詩人 チアゴ・デ・メロ氏

 1927年生まれ。81歳
 ラテン・アメリカを代表する詩人。詩「人間の憲章」は世界30カ国語に翻訳されている。ブラジルから「ブラジル詩人賞」、フランスから「ラテン・アメリカ文学芸術貢献賞」などを受賞。在チリ大使館文化担当官なども歴任。
 「青年・勝利の年」の開幕を祝し、アマゾン詩人として世界的に著名な、チアゴ・デ・メロ氏から、創価の発展に期待する一文が寄せられた。
 氏は、大自然の宝庫ともいうべきアマゾンの「守り人」として、アマゾンの奥地・バヘイリンニャで暮らしながら、インディオの人権を守り、子どもを守り、環境保護を訴えて戦い統けている詩人である。
 詩人は謳っている。池田SGI会長との親交を通して培った溢れる思いを、創価の青年たちのために、静かに、そして熟く――。

 長いので8回に分けてUPいたします。

すべての善のために

 ギリシャの賢人・ソポクレスは言う――。
 「素晴らしきものは多い。しかし、人間ほど素晴らしきものはない」と。
 私が、打ち震えるほどの感動と尊敬の念を抱いた人物について述べようとする時、この賢人の言葉が、アマゾンの森林に生きる私の心に、旭日のごとき光明として差し込むのです。
 その人こそ、偉大なる哲学者であり、詩人である池田大作氏、その人です。
 真に讃えるべき人間、素晴らしき人間には、それだけの真実の理由があります。
 池田氏は、崇高な人間の条件をあますところなく備え、なおかつ、"善の勝利"という理想に向かって、その情熱を間断なく注ぎ、長きにわたって、自身の身を捧げてこられました。
 簡潔に言えば、私たちの暮らす、美しくも、深く傷つけられた地球の、大地に生きる、すべての善のために、自身の人生を捧げられたのです。
 私は言いたい。
 「池田氏は、生命が、より良く生きるために、この世に現れたる者である」と。

大白蓮華 2009-01 P14〜P21 抜粋】