希望の秘術

四条金吾殿御返事 建治3年 56歳

 色心の留難を止むる秘術は唯南無妙法蓮華経なり  (御書P1170 L2〜3)

現代語訳

 身や心に起こる障魔を打ち破る秘術は、ただ南無妙法蓮華経以外にないのである。

題目で乗り越えられない難はない

 本抄は、建治3年(1277年)の御述作と考えられています。
 私たちの唱える題目こそ、人生で起きる肉体・精神の両面からの障害や苦悩を乗り越えていくことのできる秘術であり、すべての人が、仏界を開き顕すことができることを教えられた御文です。
 池田先生は、この御文について次のように言われています。
 「題目で乗り越えられない難はない。仏法に行きづまりはない。
 南無妙法蓮華経とは、難をすべて打ち破り、悠々と自在に人生を開きゆく、『秘密の術』のである」「妙法こそ『幸福の秘術』であり、『平和の秘術』であり、『希望の秘術』である」と。

【大百蓮華 2010-2 P78〜P79 婦人部グループ学習の参考に より抜粋】


 この御書は崇峻天皇御書の前にあるたった3行の御書である。
 恥ずかしながら見落としておりました。f(^^;