分数が消えている

数と量の出会い 数学入門 (大人のための数学 1)

数と量の出会い 数学入門 (大人のための数学 1)

 裏表紙
 紙と鉛筆さえあれば、数学はいつでもどこでも始められる。試験や成績とは関係のない、数学本来の世界を学びたい。数学が「わかった!」という喜びは、ほかの何物にも代えがたい、人生の歓喜に通ずる。その喜びをもう一度、味わいたい。
 数学は6000年に及ぶ人類の叡智の産物……数学という翼で、時を超越して先達者と同じ喜びを共有できる。数学はひとりで思索を深めるのに、最高の友。名曲を聴くかのように、想像力は身近な世界から宇宙へと飛び立っていく。
 森の小道を辿るうちに、美しい花を愛でる、小鳥のさえずりに耳を傾ける、山の頂上から景色を眺望する、そんな大人のための数学の啓蒙書があっていい!!


 1章 数の変遷
 数というと、買物をしたとき受け取るレシートに記載されている数や、自動車のナンバーや、電話番号などをまず最初に思い起こすかもしれない。微小なものを測るときや、マラソンの距離のように端数がでるときには小数が使われる。
 しかしあまり気にとめたことはないかもしれないが、最近は分数の表示はどこを探してもほとんど見当たらなくなっている。数もまた時代の波に洗われている、ということは数の発展にも長い歴史があったことを示していることになるだろう。実際いまではコンピュータのなかでは2進法で表わされる数が現代社会の情報を背負って走り回っている。
 その一方、時間は昔ながらの60進法で測られている。数は、数学にとって基本的なものだから、まず数の成り立ちや、数のはたらきについてから話をはじめていくことにしよう。

 「数学はひとりで思索を深めるのに、最高の友。名曲を聴くかのように……」との境地にはとても到達できないと思いますが、面白そうだったのでちょっと高かったですが、まず第1巻(1〜7巻まであります。)を買ってしまいました。


 −お詫び−
 一昨日紹介いたしました「ドッキリ!ハッキリ!三代沢康司です」番組内での、石黒由美子さんのインタビュー等の放送が、月〜金ではなく火曜日で終わっているようです。お詫びいたします。