錦 州 城

四国と九州を合わせたほどの小さな面積しかない中米のコスタリカ
1983年に「非武装永世中立」を宣言。
▼当時、隣国ニカラグアの内戦が激化。
紛争に巻き込まれ、国内が戦地になる恐れがあった。
その状況の中で、コスタリカは中立宣言を固持。
アリアス大統領は、"紛争解決には、軍備よりも対話を"と世界中を奔走。
中米の平和実現を訴えた。
▼この努カは、後に和平合意へと結実。ノーベル平和賞を受賞した彼は、
その時の演説で、「他国の脅威」を想定し、"軍隊をつくらなければいけない"
という「恐怖」を、「意味のない弱さ」と語った。
戦乱の恐怖が渦巻く中で、
「対話」を貫いた指導者の言葉だけに、私たちの胸を打つ。
▼信念は、貫いてこそ信念である。前面に立ちはだかる困難、
逆境に対して臆病であっては、何も成就することができまい。
勇気を奮い起こし、前進してこそ壁は破れる。
▼「"信念の人"こそが"希望の人"であり"幸福"の人である。
ゆえに大切なのは、前へ進むことである。
戦うことである。動くことである」と池田名誉会長

▼さあ、いよいよ「関西の月」7月へ。
広布への熱き情熱を胸にたぎらせ、上半期の総仕上げに邁進したい。
(根) 【6月17日付 聖教新聞 大阪版】