行く川のながれは絶えずして

 平凡のように見えたとしても、一日として同じ日はない。一日として同じ自分でもない。すべての現象は変化の連続である。
▼自然界もそうだ。鴨長明は『方丈記』に記した。「往く河の流れには絶えまもないが、それでいて、水はつねにもとの水ではない。淀みに浮かぶ水の泡も、消えたかと思うとまた結んで、長く姿をとどめるためしはない」(現代語訳)
▼「生きるとは、ゆっくり誕生することだ」。作家のサン・テグジュペリが『戦う操縦士』(みすず書房)で、そう綴っている。ゆっくり誕生するということは、自分で日々“新しい自分”を創造していくことであり、変化していくこと。きのうより、きょう、そして明日へ”新しい自分”を築いていきたい。
▼仏法では本因妙を説いている。過去にとらわれることなく、今の一念と行動によって、自身の未来を主体的にどのようにでも変えていくことができる。信心は、過去から現在、未来への幸福の軌道を照らす灯台である。
▼人生に完成品はない。停滞もない。日々、前進か後退か。向上か堕落か。生きることは変化し続けることであり、完成に向かう建設の連続である。この世の人生の最後の瞬間まで、“前進と向上の炎”を燃やし続ける一日一日でありたい。(敬)

 暑中お見舞い申し上げます。
 まだまだ暑い日が続きますが、いかがおすごしでしょうか?


 メタボ対策で始めたウォーキング、短期間で当たり前のことですが、目に見える効果がないため、日々、歩くか、歩かないか葛藤しながら、昨日で17勝7敗となっています。
 ただ、30分以上歩かないと内臓脂肪が燃焼されないと、TV番組で聞いたことがあったので(虚実は検証していません)、当初より2信号分延ばし、38分間(5分延長)汗を流しています。
 唱題は、7月度:4,070分となった。8月も今のところ平均2時間以上をキープしています。