他人と比べるより
自分に勝つことだ。
焦らず力を磨け!
わが使命に生きよ!
挑戦の一日一日たれ。 (2010.10.25付)
「どうして君は、人と比べて、自分はだめだとか、不幸だとか、考えるんだ! 結局、それは、見栄があるからだよ。君は、なんのために信心しているんだ。
大聖人は『都て一代八万の聖教・三世十方の諸仏菩薩も我が心の外に有りとは・ゆめゆめ思ふべからず』(御書P383)と述べられている。釈尊が説いた八万法蔵といわれる膨大な仏法の教えも、一切の仏や菩薩も、自分の心の中にあると説かれているんだよ。
つまり、森川君という人間は、君自身が想像もできないほど、尊く、崇高な、無限の力を備えた存在なんだよ。しかも、君は、君にしかできない使命をもって、この世に出現してきた地涌の菩薩だ。誰も、君の代わりはできない。この世の中に、たった一人しかいない、かけがえのない存在なんだ!」
男子部の先輩は、強い語調で、森川武志に語り続けた。
「君は、人と比較して落胆したり、卑下したりする必要なんか全くないんだよ。他人と比べて一喜一憂するというのは、『仏法を学して外道となる』(御書P383)という生き方だよ。
要は、自分の大生命を開けばいいんだ。その時に、自分を最高に輝かせていくことができるし、そこに、崩れざる幸福がある。
挑戦すべきは、人に対してではない。自分自身にだ。自分の弱さにだ。そして、自分に勝っていくんだよ。焦らずに、自分を磨き、君自身の使命に生き抜いていくんだ!」
(新・人間革命 第24巻 母の詩17.18 抜粋)
「譬えば貧窮の人日夜に隣の財を計へたれども半銭の得分もなきが如し」
(一生成仏抄 御書P383 L11)自分と他人を比ベて、他人をうらやま しく思ったり、「自分なんかダメだ」なんて思ったりしたらいけないんだよ。自分が「きのうよりきょう」「きょうよりあす」と成長していくかどうかなんだよ。そしてなによりも、「自分は自分らしく」成長していけばいいんだ。
―<略>―
全部、自分の心で決まるんだ。自分の「心」が強く、青空のように明るいかどうか。自分の胸の中で、弱い心と戦って、強い心を出せば、絶対に、幸せになれるんだよ。
一歩でも一ミリでも前へ前へ進もう!!――
池田先生は、「くよくよしているヒマがあったら、一歩でもよい、一ミリでもよい、前へ前へ進みゆくことです。その人こそが、青春の勝利者だからです」と語られている。
宝はすべて、自分の胸の中にある!
(ライオンキング御書2006.9月度より)
4年前の少年部員会で学んだ御書である。御書に挟んであったので引用しました。
また、この前に紹介させていただいた書籍の「不幸になる生き方」にも、「自分の幸せを他人で確かめるな」(P63)、「幸福は「自分比」ではかれ」(P64)と、繰り返し記されているとおり幸・不幸は全て自分自身の中にある。