「法華経の将軍学」で勝て

 長い人生の戦いにあって、途中には幾多の苦難がある。壁にぶつかる時もあろう。思いもよらぬ難関が立ちはだかる。だが、我らには「法華経の兵法」がある。ゆえに迷いなく、定めた決勝点を目指して、辛抱強く力走するのだ。
◆「大阪の戦い」にあっては、毎朝、勤行のあとに、御書を真剣に拝し合い、皆の勝利への一念を合致させていった。不可能を可能としゆく「法華経の兵法」「妙法の将軍学」を心肝に染め抜いた。「絶対勝利」の活力を満々と漲らせて、皆が最前線に躍り出た。そして、勇敢に道を切り開いていったのだ。
◆目先の策や戦術などに振り回されてはならない。私たちは、どこまでも強盛なる祈りで勇気と智慧を湧きいだすのだ。常に御書を裏づけとし「法華経の将軍学」を正しき羅針盤として最高の作戦と行動で共戦の宝友を牽引していくのだ。
◆行き詰まったら、まずは題目をあげることだ。祈って、最高の智慧を湧きいだす。そして行動していく。乗り越えられない困難など、絶対にない。
◆行くところ向かうところで、一人から一人へ、勝利の一念を燃え立たせ、勇気の波動を起こすのだ。時代の変化は激しく、苦労も多いだろうが、どこまでも信心で団結し、信心で勝とう。何事も強気でやり通す執念が勝負を決する。一人も残らず、自分に勝ち、社会で勝ち、人生で勝つ。功徳満開の春を迎えよう!

 2023.3.12付 聖教新聞 池田先生 「四季の励まし」より