NAVIに後はおまかせ

 先月の22日に車検を済ませた。3年前に新車で購入した時は、これからは妻とどこでも地図を気にしないで、交流に行けるとワクワクしていた。まさか、妻が亡くなるなんて想像もしていなかった。
 ちょうど3年前の今頃、"東京交流(2005.6.4〜5)の功徳"の報告を、との思いで先輩諸氏に習って、ブログを開始したきっかけとなった「きまぐれ日記」が、2005-6-20付で次の目的地「小平市学園西町」にセットして、行けるとこまで行こうと出発、続きは次回に…で終わっているので、妻との交流の思い出を、帰阪まで記録して完結しておきたいと思った。
 3年前なので、あやふやなところがあるかもしれませんがお許し下さい。(尚、関西ですが話にオチはありません)

『東京リポート8』
 ナビに任せて北へ北へと行けば着くだろうと、気楽に車を走らせていると、突き当たりに多摩市役所がある大きな道にでて、右折、ここでも白バイが待機していた。
 交流の今日1日で何回、白バイやねずみ取りを見ることだろうと妻と話しながら北上、道路も空いていて快適にドライブ、多摩川を渡り、中央自動車道も越えてしばらく行くと、右折、そして、左折、国分駅の線路の下をくぐって右折と思っていると、ナビは直進を指示している、えっ、地図と現況にギャップがありハンドルを切り損ない、そのまま直進(ナビの指示通り)、突き当たりを右折する事になった。
 それから、左折、線路を越えて右折、線路沿いを北上して目的地周辺に、居酒屋のような店が並んでいて細い道の割に交通量が多く、車が止めておくことができないため、妻だけを降ろして駐車できるところを探してそのまま北へ、ちょっと広くなった三角州のようなところがあり左折して駐車。
 妻を降ろした付近まで戻って探したが、家の中に入ったようでどこにいるのか判らない。車も心配なので車に戻って待つことにした。
 よく見ると一橋大学への入り口だった。「ここか、石原慎太郎の出た大学は」と考えたり、車を拭いたり、妻の降ろした当たりを見たりしながら、時間をつぶした。
 やっと、出てきた妻に友人を紹介していただいたが、店の準備があるからと言うことで挨拶もそこそこに、最後の目的地の「昭島市拝島町」にセットして出発。
 車の中で「彼女は居酒屋を一人で切り盛りしている」「候補が出ているところに5人の友人がいるので頼んでくれると約束ができた」と嬉しそうに妻は話してくれた。
 続きは次回に(いよいよ完結です)…