十字御書 執筆年不詳
わざわいは口より出でて身をやぶる・さいわいは心よりいでて我をかざる
(御書P1492 L4〜5)
現代語訳
災いは口から出て身を破る。幸せは心から出て自身を飾る。
幸福を決めるのは「心」
憎悪や怨みから出た言動は、自分の生命に悪業を刻んで自身を苦しめる果報を招き寄せ、反対に人を思う慈悲の心や正法を信受する正義の心からの言動は、善根となって生命に刻印され、やがて幸福になる果報をもたらすことを教えられています。
池田先生は「さいわいは心よりいでて我をかざる」の御文を通して指導されています。
「幸福を決めるのは『心』である。(中略)わが心こそ、仏果の生命がそなわる宝の器である。信行に励み、この仏界の生命を湧き出してこそ、生涯にわたって確実な幸福の軌道を歩み、所願満足の人生を飾ることができる。(中略)そのためには、学会という清浄な信心の世界を、まっすぐに進んでいくことだ」
【大白蓮華 2008-9 P86〜P87 婦人部グループ学習の参考に より抜粋】