世界広宣流布の旗

 三代の会長を表す三つのヒマワリが描かれた、アメリカ婦人部の旗が本部幹部会の席上、池田名誉会長夫妻へ。ジョンソン米婦人部長の広布への決意の声が、ブルーの旗のように爽やかだった。
▼名誉会長の連載「わが忘れ得ぬ同志」で綴られたイギリスの故コーストン理事長の人生にも胸を打たれた(5月21日付)。その中でも紹介されていたが、元軍人のコーストンさんは、陸軍少佐として日本軍の「インパール作戦」を迎え撃った。
▼後に仏法に出あったコーストンさんは、名誉会長の長兄がインパール作戦の犠牲者の一人であることを知る。その時、「わが師匠の敬愛する人を、私は死なせてしまった」と涙し、軍人としての勲章をすべて捨てた。真に平和の使命に立ち上がった瞬間だったと光子夫人が以前に語っていた。ここにも崇高な師弟があった。
▼一方で権力に酔い、詐称して得た勲章に浮かれ、同志を裏切り、師の大恩を仇で返した人間もいる。その末路は破滅だ。「師弟相違せばなに事も成べからず」(御書P900)が仏法の法則である。
「師弟」という縦糸と「同志愛」という横糸で織りなされる世界広宣流布の旗。その旗を掲げ、今、地球民族が平和へ心一つに進む。全員がその主人公である。(進)