「広布中心」から「自分中心」

小野様の「創価王道」の「民衆に尽くす志」を受け継げを読んで

 "一人の友"を、どこまでも大切にし、同苦し、守らんとすることこそ、御本仏・日蓮大聖人の御精神であり、創価の心である。また、そこに、人間主義の原点がある、全幹部が、この一念に貫かれている限り、学会は、永遠に大発展を遂げ続けることは問違いない。
 しかし、その一人ひとりを見失い、人間を「数」としか考えなかったり、「役職」や「立場」で人を見る時、社会の多くの組織がそうであるように、学会もまた、冷酷な官僚主義に陥ってしまうことになる。
 そして、「師子身中の虫の師子を食」(御書P957)との御聖訓のごとく、内部から、しかも、中枢から、学会を滅ぼしていくことになろう。
 では、組織が官僚主義化していってしまう根本原因は、どこにあるのか。
 それは、幹部が、広宣流布と仏子である会員への「献身」という、本来の組織の目的を忘れて、「保身」に陥ってしまうことにある。つまり、幹部の、「広布中心」から「自分中心」への、一念の揺らぎである。

新・人間革命第10巻 桂冠の章 P324】


 坊主の次は、官僚主義に陥った幹部でしょうね。