広布に戦えばすべて大福徳となる

一生成仏抄 建長7年 34歳

 仏の名を唱へ経巻をよみ華をちらし香をひねるまでも皆我が一念に納めたる功徳善根なりと信心を取るべきなり
    (御書P383 L14〜15)

現代語訳

 仏の名を唱え、経巻を読み、華を供え、香をたくことも、すべてが自分の一念に功徳・善根として納まっていくのだ、と信心を起こしていきなさい。

広布に戦えばすべて大福徳となる

 本抄は、南無妙法蓮華経と唱える唱題行によって仏性を現すことができ、果てしなく繰り返される生死の苦悩を止めて一生成仏できることを明かされています。
 今回学ぶ御文に関して、小説『新・人間革命』には次のように綴られています。
 「この御聖訓は、御本尊にお仕えする姿勢、また、いっさいの広布の活動への一念の在り方を説かれたものです。
 結論していえば、広宣流布につながることは、すべて大功徳、大福運を積んでいくことになるのだと確信していくことです。そこには、当然、喜びと感謝があります。不平不満や文句など出るわけがない。
 私もその思いで信心をしてきました。どんなに苦しく、大変な課題も、喜び勇んで挑戦してきました」
 私たちの生命に本来具わる仏性を信じ、唱題を根本として行動していくならば、私たちの日ごろのあらゆる活動は、すべて功徳善根となっていくのです。

大白蓮華 2008-11 P94〜P95 婦人部グループ学習の参考に より抜粋】