なぜ、子どもはピーマンが嫌いなのか?―まくうち流70点の食育講座 (西日本新聞ブックレット―シリーズ・食卓の向こう側)
- 作者: 幕内秀夫
- 出版社/メーカー: 西日本新聞社
- 発売日: 2010/03/08
- メディア: 単行本
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―まくうち流アドバイス1― より
子どもが、緑色、におい、苦みの3つ全部を兼ね備えたピーマンを嫌うのは本能的な危険回避。
大人が、まだ緑色の柿やトマトを食べたくないのと同じこと。悩む必要はありません。
―講座3 「栄養バランス」は忘れよう! より―
―<略>― 高度経済成長期だった昭和33年のことです。欧米の食生活を理想とした日本は、「栄養改善普及運動」を展開しました。栄養士を育てる大学や専門学校では、ドイツに学んだ栄養教育を実施。ご飯中心だった日本人の食事は、タンパク質やカルシウムが足りないととして、「毎日6つの基礎食品をまんべんなく取ろう」という栄養教育を始めたのです。
冷静に考えると、おかしな話だと思いませんか? あくまで「欧米人に比べて足りない」だけなのに、「欧米人の食事は日本人にもいいのだから、見習いなさい」と国が指導したのです。日本の気候や日本人の体質に合うかどうかの検証はなし。体が大きな外国人に、戦争で負けたことも影響したのでしょうね。……
タイトルの面白さに衝動買いをしてしまいました。
行間が広いのと、イラスト満載で、あっという間に読み終わってしまいました。
目からウロコの、えっホンマでっか!?ということばかりでした。
ただ、何事もそうですが、サンマさんがやっているテレビ番組の最後に流れる「この番組に登場する情報・見解はあくまでも一説であり、その真偽を確定するものではありません。『ホンマでっか!?』という姿勢でお楽しみ頂けると幸いです。」との、観点が大事だと思います。