自分で自分をつくった人が勝つ

針桐という名の木をご存じだろうか。もしも欅や檜が木のエリートだとしたら、針桐は目立たぬ無名の実力者とでもいえようか。
▼木材としてはと呼ばれ、古くから優れた家具用材として利用されてきた。針桐という名も、高級家具材の桐の代用として使われたからとも。栓は軽くて白さが際立つ一方、木目が美しい。
▼しかし、その美しさゆえ、欅の代用品としても使われた。今では、合板が高級な「セン・プライウッド(合板)」として海外で高く評価されているという。代用ではなく、栓は栓としてその良さを生かせば、多くの人に愛されるのだ。
▼入会して3年になる男性が「信心して、自分は自分のままでいいんだと思えてほっとした」と語っていた。自分らしく成長し続けることが人間革命だからだ。「人がどう言おうと、何をしようと、自分で自分をつくった人が勝つ」と池田名誉会長は語る。“自分らしさ”を大切にすれば、やがては、にじみ出てくる良さがある。
▼「自分らしく生きる人」とは、「自分で自分を励ませる人」。そして、自分の良さを信じるゆえに、人の尊さも分かる人に違いない。
▼あらゆる生命に仏性を見いだす仏法思想。その哲学の日々の実践で、「自分づくり」に挑戦したい。(申)


  (申)さんがどんな方かは存じませんが、この前の「銘木」と「あて」、そして今回は「栓」
木材ネタでせめてきていますね。(笑)