常勝の新殿堂「関西池田記念会館」

 “常勝の新殿堂”関西池田記念会館がオープン――喜びに沸く関西の友は、戦う息吹にあふれている。
▼先日、参加した会合でのこと。婦人の手があがった。入会50年を迎えた今年、奇しくも新会館の誕生と重なった。言わずにはいられなかった。「この意義ある時に折伏で祝賀します
▼壮年も立ち上がった。「新会館を荘厳するのは、壮年部の戦いだ」。88歳とは思えない迫力。師への報恩感謝が全身にみなぎる。青年部も思わず、居住まいを正した。
▼小さな会館から始まった関西の師弟共戦。音楽学校の校舎を改築した旧関西本部は、多くの人が歩くと軍艦のように揺れた。昭和31年、ここで池田室長は「黒田節」を舞い、「大阪の戦い」の出陣を開始した。
▼昭和55年、落成まもない関西文化会館に名誉会長が訪れた。「会長辞任」から1年。“ひと目で。もお会いしたい”と7日間で、じつに5万人が集った。だれもが、師との“今再びの戦い”を誓い合った。
▼新会館とともに、錦宝会の大先輩も、後継の青年部も、一丸となって明年の「大阪大会50周年」へ出発した関西の友。その胸に燃え上がるのは、半世紀前、名誉会長が命を懸けて示した、「戦いは負けたらあかん」との“常勝の魂”だ。(馨)