「行動し続ける」

 千里の道も一歩から――少しずつでも歩いていれば、必ず目的地に到達することができる。途中であきらめず、もう一歩を踏み出す勇気が大事である。
▼野球をする人にとって、「素振り」は基本中の基本。王貞治氏は、この素振りで自分の肉体をつくったといわれる。荒川博氏と二人で編み出した“一本足打法”。「人間というのは気の遠くなるような反復練習で、何かを会得することができる」と荒川氏。まさに血のにじむような努力の結晶だ。
▼努力は平凡なことかもしれない。しかし、平凡なことほど持続は難しい。ある意味、才能とは長い努力に耐える力といえまいか。だれにも才能の芽はある。その芽を咲かせるのも、たゆまぬ努力以外にない。
▼菩薩の誓いに、四弘誓願がある。四つの誓いのそれぞれに、「無辺」「無量」「無尽」「無上」という言葉が用いられている。どこまでも限りなく努力し、行動し続けていくところに、四弘誓願を貫く菩薩の生き方がある、という意味だ。
▼自分の幸福だけでなく、友の幸せをも祈り抜き、対話の実践に励む仏道修行。これほど尊い努力はない。どんな障害があろうと、広宣流布への歩みを止めない。そうすれば、必ず人生勝利の道が大きく開いていくものだ。(敬)

「ハーフタイム・デー」
 本日6月30日は1年の半分の日。1年間の折り返し点となるこの日は、前半年の反省と、後半年への希望をしっかりと見極める日としたい。
 もちろん、ハーフタイムショーと銘打ち、遊び回るのも結構。
 「日本記念日協会」より