誰かが見ていてくれる

 地元の男子部員と話した時、最近のテレビの話題に。「お笑い芸人の出川哲朗さんを見ると、どんな嫌なことがあっても吹き飛びますね」と言っていた。
 「ヤバイよ、ヤバイよ」の決まり文句で、ザリガニのはさみで鼻を挟ませたり、言葉の通じない国で買い物をしたりするなど、体当たりで笑いを届ける出川さん。今やバラエティー番組には欠かせない存在だ。
 かつては“嫌われタレント”と見られていたこともあったが、最近は“子どもが尊敬する人物”に名前が挙がる。そんな彼を支えたモットーは「一生懸命、頑張っていれば、誰かが見ていてくれる」(本紙5月6日付)。その言葉通り、どんなに大変な仕事も真正面から取り組んできたという。
 どこかで、必ず誰かが見ていてくれる――ささいなことのようだが、人知れず奮闘する人を、これほど鼓舞する確信はない。そこには、周囲の世界への信頼があり、未来への希望を失わないたくましさがある。
 人生、自分の思うようにならないこともあるだろう。しかし、焦る必要はない。池田先生は「人が見ようと見まいと、花は花である。泥のなかにあろうと、金は金である」と。本物は、どこにあっても光るものだ。わが使命の舞台で、きょうも自分自身のベストを尽くしたい。(朋)

 2017.11.2付 聖教新聞 名字の言より

 人の身には同生同名と申す二のつかひを天生るる時よりつけさせ給いて影の身に・したがふがごとく須臾も・はなれず、大罪・小罪・大功徳・小功徳すこしも・おとさず・かはる・かはる天にのぼて申し候と仏説き給う

 御書P1115「同生同名御書」