師弟は「弟子の勝利」で決まる

 「よき弟子をもつときんば師弟・仏果にいたり・あしき弟子をたくはひぬれば師弟・地獄にをつといへり、師弟相違せばなに事も成べからず」(御書P900)などを拝読。
 いざという時---たとえ、だれ一人、味方がいない時であっても、正義のために勇敢に立ち上がるかどうか。そこに人間の真価が光る。師弟の道は「弟子の勝利」で決まると強く語った。
 臆病であってはならない。増上慢になってはならない。どこまでも真実を叫び抜くのだ。ここに学会の強さがある。策や詭弁で、偉大な建設ができるわけがない。
 フランスの文豪ロマン・ロランは、青春の日記に「ぼくは民衆のために働く」と綴った。これがリーダーの魂である。
 師匠の見ていないところでこそ、一層、気を引き締めていくのだ。甘い考えではいけない。絶対に油断してはならない。そうでなければ、魔軍につけこまれ、いっぺんに崩れてしまう。
 何より、若い人を大事にする。未来の原動力にしていく。これを忘れてはならない。

【2006.12.22 全国最高幹部協議会】